2002年12月11日(水)
点字紙がもったいない
今日は昨日早く寝たのだが、夜少し目が覚めただけで、6字ぐらいまでぐっすりだった。 しかし、目が覚めたはいいが、頭が痛くて動けない。 もう少し寝ていたかったのだが、明日卒研の中間発表があるので、その資料の点訳をやらなければならなかった。 本当は点訳したものをそれぞれ持ってきてくれるとありがたかったが、内のクラスでパソコン点訳のできる人が俺しかいなかったので、ほかの人に点訳の方法を教えてやってもらうよりも、いっきに俺が点訳して冊子にまとめた方が楽だと思ったのである。 そんなわけで頭痛薬を飲んで、とりあえず久しぶりにMS-DOSのノートパソコンを立ち上げて、いつものようにExtraのDOS版でテキストを点字に変換した後、お得意の「ブレイルスター」という点字エディターで点訳作業を開始した。 ところが、久しぶりに表紙なんか格好つけて作ろうとしてしまったため、このソフトの点線引き機能の使い方を忘れてしまい、かなり何回も失敗して、簡単な表紙を作るだけで、なぜか1時間近くもかかってしまった。 そんなわけで本文の点訳に入ったが、友達の発表文の中に、結構面倒な表が入っていたので、それをどうやって点訳するかでちょっと迷ったりして、結局11時ぐらいまでかかってしまった。 ところが、この時点でもひとつ原稿が届いていなかったので、それを墨時担当の友達に手打ちで送ってもらい、なんとか点訳データは完成した。 もちろんこのデータ、目次を作ったり、いろいろとバランスを整えたりしなければならないので、授業に行ってからもこの作業をやって、放課後に点字印刷に取り掛かった。 ところが、なんだか内の教室の点字プリンター、いくらやってもパソコンの方から「ドライブの準備ができていません」とかエラーが発生して、ぜんぜん話しにならなかった。 仕方が無いので、違う教室の点字プリンターで印刷したのだが、こっちの方はこっちの方で、複数部印刷しようとすると、これまた印刷がぐちゃぐちゃになる現象に見回れてしまった。 しょうがないので、一部一部印刷するしかなかった。 ああ、ひとつ終わったらいちいち操作しているんだから、ずっとプリンターの前についていなければならなくてかなり面倒だった。 その後、終わったやつをホチキスで止めようと思ったら、厚すぎてとまらなかった。そこで技官室に行ってリングをもらって止めることに下。 ところで内の学校で使っている点字紙、やたらと横幅がでかい。俺はこの学校の説明会に初めて来たときに、このでかい点字紙にはびっくりした。 もちろんでかいのは紙だけではない。点字そのものもほとんど外国製のプリンターで印刷するので、かなりでかいのである。 最初のうちは盲学校の標準日本点字になれていたので、結構読みにくかったのだが、なれてしまうと今度は標準の日本点字が読みにくくなってしまっていたりする。 そんなわけで内の学校の紙は、でかいのが標準になっているわけだが、なぜか情報処理学科の講義室に入っている点字プリンターは、TP32という日本性のものだ。もちろん点字のサイズは日本標準のものである。 その点字プリンターに、外国(特にアメリカ)標準とも言えるでかい紙をセットして打っているものだから、紙の両端がかなり無駄になっているのだ。 それも両端5センチぐらい余白がある。点字紙は証券を作っている紙と同じぐらい良質の紙だと聞いたことがある。 だからもちろん値段はそれなりに高い。そんな紙をこんなに無駄に使ってしまって本当に言いのだろうか。 前からこれは問題だと思っていたので、技官室でリングをもらうついでに、8インチの日本標準の点字用紙を買ってもらうことにした。 まったくもう少し税金は有効に使えば良いのに・・・。 ちなみにこんなことをやっていたので、帰ってくると7時近くなってしまっていた。 それから焼き蕎麦とお好み焼きセットを食ってから、やっぱり頭がかなり痛くなって寝てしまった。 ああ、最近俺は風邪を引くと頭が痛くなってかなり困る。 昔は頭なんてほとんど痛くならなかったんだけどなぁ。
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