バッチファイルとは


 通常MS-DOSは、人がキーボードから入力されたとおりにコマンドを実行し、その結果を画面に表示して来ます。
 バッチファイルというのは、MS-DOSのコマンドを書き並べたテキストファイルで、拡張子が*.batのファイルです。
このバッチファイルの語源は、コンピューター上で用いられる「バッチ処理」という一括処理を意味する言葉から来ています。つまり、バッチファイルというのは、複数のコマンドを書き並べておいて、人間がいちいちキーボードから入力しなくて済むようにと考え出されたのではないかと思います。
 実際にはバッチファイルはMS-DOSが提供するプログラミング言語のような者です。C言語やJava言語のような本格的な者とは違い、文法も簡単で手軽に作成できる分、あまり複雑な処理はできませんが、コンパイルの必要も全くありません。作成したファイルそのものを直接実行することができます。
従って、この講座で必要になるのは、使い慣れたテキストエディタだけです。ほかにはなにも用意する必要はありません。
 バッチファイルとふつうのテキストファイルとどこが違うかと言えば、文法に従って書かなければ鳴らないと言うことと、作成するファイルの拡張子をbatにしなければならないと言うことです。間違っても「txt」などの拡張子を付けないでください。MS-DOSは拡張子をみてそのファイルがどのようなファイルであるかを判断していますので、バッチファイルであることを認識してくれず、実行できないという結果になってしまいます。
 それでは次回から少しずつバッチファイルを作っていくことにしましょう。

次へ

バッチファイル講座の目次に戻る

MS-DOSの部屋に戻る

トップページに戻る