パラメータの利用


 バッチファイルの中でパラメータ(コマンドライン引数)を利用することができます。
実はこのコマンドライン引数を利用すると、Windowsのエクスプローラー上からバッチファイルにファイルをドロップして、そのファイルに対してバッチ処理を行うと言ったようなこともできます。
 コマンドライン引数は%1〜%9という変数にセットされます。この変数は 特殊な変数ですので、%1%などとする必要はありません。
それではコマンドライン引数の表示を利用したバッチファイルを作ってみましょう。
挨拶をするバッチファイルです。

REM File Name hello2.bat @ECHO OFF
ECHO 皆さん%1。

 このバッチファイルを以下のようにプロンプトから実行してみてください。

C:\>HELLO2 こんにちは エンターキー
 いかがでしたか?画面に「皆さん、こんにちは」と表示されれば成功です。
 お次は、指定したファイルの最後に指定した文字列を書き加えたファイルを、指定した名前で作成します。

REM File Name FA.BAT
@ECHO OFF ECHO ファイル%1に%2と言う文字列を追加して、%3と言うファイルを作成します。
COPY %1 %3 >NUL
ECHO %2>>%3

 この中で使われている「>>」というのは、リダイレクトの規則で、追加書き込みしなさいという意味です。
 これを以下のように実行してみてください。

C:\>FA TEST.TXT 追加したのはこの文字列です TEST2.TXT エンターキー

 TEST2.TXTの内容をTYPEコマンドなどでのぞいて確認してください。
一応文字列が追加されているはずです。

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