終わりに


 ここまでバッチファイルについて、その書き方の基本や利用できるコマンドなどについて、基本的なことを説明してきましたが皆様いかがでしたでしょうか?
 MS-DOSがほとんど使われなくなってしまった現在では、ここでご紹介したバッチファイルそのものを利用する機会はあまり無いかもしれません。
 しかし、Windowsがここまで進化した現在でも、「コマンドプロンプト」という形でバッチファイルが動く環境は残っています。
これは、主にネットワーク関連の処理を効率化するためだと言われています。
たとえば、ネットワークドライブの接続や切断を行うのも、通常はマイネットワークから面倒な操作をしなければなりませんが、バッチファイルを使えば

NET USE ドライブ: \\コンピュータ名\共有名 NET ドライブ: /DELETE
の用に簡単に行うことができるのです。
 複数ファイルを一括で処理したり、いくつかのプログラムを順番に起動しなければならないときなど、もしかするとバッチファイルが何かのお役に立つことがあるかもしれません。

 そして、バッチファイルは単純ではありますが、これはベーシック言語をベースに考えられた、立派なプログラミング言語の一つだと私は思っています。
これから皆様が何らかのプログラミング言語を習得される際、バッチファイルの知識を持っていることで、変数や条件分岐などといった基本的な部分を理解することが幾分容易になるのではないかと考えます。
 ここでご紹介した内容が、少しでも皆様のお役に立てることを願っております。


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