MS-DOSプロンプトを音声化する方法
ここでは音声でパソコンを利用しているユーザのために、Windowsマシーンで気軽にMS-DOSのコマンドを利用できるMS-DOSプロンプトを音声で利用する方法をご紹介します。
なお、大変申し訳ございませんが、この説明はWindows98を対象としています。WindowsMEやWindows]XPなどのほかのOSでは動作しませんので絶対に試みないでください。
パソコンがフリーズ致します。
WindowsXPをPC-TalkerXPでご利用の方は、コマンドプロンプトビューアというプログラムがAccessTechnologyのホームページに置いてありますので、そちらを試してみてください。これでコマンドプロンプトを音声化すれば、MS-DOSの雰囲気はつかめます。
プログラムの入手
まずMS-DOSプロンプトを音声で利用するには、静岡県立大学の石川先生が作成された「グラスルーツSAPI」というプログラムが必要です。
ノーマネットのページからダウンロードしてください。
このページが開いたら、下の方にある「承諾する」というリンクを探してクリックしてください。
するとダウンロードのための説明ページになりますので、お使いの機種にあわせてプログラムをダウンロードしてください。
ここで注意していただきたいことは、間違えて機種にあわないプログラムをだうんろーどしてしまうと、動作しないことと、いずれもファイルサイズがかなり大きいと言うことです。約6MBの要領があります。
インストール
ファイルのダウンロードが終わったら、さっそくインストールです。
その前に、お使いのパソコンにSAPIに対応した音声エンジンがインストールされているかどうか確認しておく必要があります。SAPIに対応している音声エンジンでもっとも有名なものは、日本IBM社製の「Pro-Talker」があります。このエンジンは、スクリーンリーダーの「PC-Talker」や、インターネット音声ブラウザの「ホームページリーダー」で使用されていますので、すでにこれらを利用されている方は、心配ありません。なお、SAPI対応の音声エンジンがインストールされていないからといって「ああ、こりゃダメだ」と言って逃げないでくださいね。実はSAPI対応の音声エンジンはちゃんと用意されています。
確認ができましたら、まず「GRSAPI」というふぉるだを作成し、ダウンロードした自己解凍プログラムをそこへコピーして実行してください。
すると、音声化に必要なプログラムがそこに解凍されます。
ここでは仮に、Cドライブに解凍したものとして話を進めます。
次にメモ帳などのテキストエディタを利用して、Cドライブのルートディレクトリにある「AUTOEXEC.BAT」に、以下の1行を書き加えます。
C:\GRSAPI\DOSMEM.EXE
追加しましたら保存してエディタを終了します。
次に、SAPI対応の音声エンジンがインストールされていなかった方は、以下の作業を実行して、GRSAPIに付属の「D-Talker For OSW」をWindowsに登録してください。
まず最初に「Speach API」という音声を司るプログラムをインストールします。
スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」を開き、以下のように入力してください。
C:\GRSAPI\DTOSW\SPCHAPI リターンキー
インストーラが起動したら、画面の指示に従って作業を行ってください。
次に、またまたスタートメニューの「ファイル名を指定して実行」を開き、以下のように入力してください。
C:\WINDOWS\SYSTEM\REGSVR32 C:\GRSAPI\DTOSW\DTOSWSAP.DLL リターンキー
作業が終わりましたら、Windowsを再起動してください。
グラスルーツSAPIの機動
Windowsを起動します。
スタートメニューのプログラムを選択し、その中から「MS-DOSプロンプト」を選択します。
MS-DOSプロンプトが起動します。
次に以下のように入力してください。
CD \GRSAPI リターンキー
TTS32D リターンキー
するとなにやらごちゃごちゃとしゃべりますので、「TTS32Dスタート」と聞こえましたら、以下のように入力してください。
GRSAPI リターンキー
いかがですか?「C:\GRSAPI>」と音声が聞こえれば成功です。
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