視覚障害者の方とMSNメッセンジャーでお話しするときは


 このページの自己紹介のコーナーで、私はメッセンジャーが大好きだと書きました。
そんなわけで、私はいつも暇さえあれば常時オンラインにして、多くの人との会話を楽しんでいます。
 このページでは、そんな中で、目の見える皆様が視覚障害者とMSNメッセンジャーでお話しする場合に、ちょっと気をつけて頂きたいことを書いてみました。

メッセージは細切れに送信しないでください


 MSNメッセンジャーをはじめとするインスタントメッセージングソフトやチャットというのは、相手の書いた文章がリアルタイムに表示窓に表示され、それをリアルタイムに読んで返事を書くことを必要とします。
 ところが、スクリーンリーダーというのは、この「リアルタイムに変化する」ものを読み上げるのが非常に苦手です。
これはMSNメッセンジャーに限ったことではなく、これが原因で使えないソフトがあったり、読めないホームページが会ったりします。
 MSNメッセンジャーを音声で利用する場合、たとえば文字を入力しているときには、音声は入力した文字しか読み上げてくれません。
つまり、私が文字を入力している最中に相手が何かを入力しても、私は文字を入力し終わって送信し、タブキーを押してメッセージ表示窓に切り替えて矢印キーでメッセージをたどるまではその内容を知ることはできないというわけです。
 また、私が空いてからのメッセージを待っているときには、新しいメッセージを音声で聞くために、ひたすらメッセージ表示窓で下矢印キーをかちかちと押し続けてメッセージを読む必要があります。
こんな時、メッセージの途中で何度も送信ボタンを押してメッセージを細切れに


あのさあ(送信)
きのうさあ(送信)
むちゃくちゃ寒かったよねえ(送信)


の用に送られてしまうと、この送信の回数だけメッセージの確認待ちのために、メッセージ表示窓で下矢印キーをかちかちやらなければなりません。
もしこれを1度に送信してくれれば、確認作業が1回で済み、非常に助かるのです。

顔文字や絵文字はできるだけ使わないでください


 微妙な感情表現や、言葉に出しては言いにくいことを表すためにネット上で流行している顔文字ですが、残念ながら音声ではこれらを正確に読むことができません。
顔文字にはいろいろな種類があり、一部のものは音声で読めるものがありますが、ほとんどの顔文字は音声では読めないと思っていいでしょう。
特に、あなたが自分で考えたオリジナルの顔文字などは、全く読めません。
ですから、顔文字はできれば使わないで頂けるとうれしいです。

顔文字を使うと音声は変なことを言う


 顔文字というのは記号や特殊文字などを組み合わせてできている文字ですので、もし顔文字を音声で読んでしまうとスクリーンリーダーは変なことを言い出します。
たとえば、 (^_^;)  これは確か汗マーク?だと思いますが、音声はこれを素直に読んでしまって、
「カッコ ベキジョー アンダーライン ベキジョー セミコロン」
と発生してしまいます。

絵文字は全く読めません


 MSNメッセンジャーでよく使われるハートマークなどの絵文字は、普通の文字ではないため、スクリーンリーダーが理解できず、音声では全く読めません。


最後に

 ここまで長々と書いてしまいましたが、「メッセージを細切れに送信しないでください」ということと、「顔文字や絵文字は使わないでください」ということの二つです。
これを気をつけて頂けますと、非常にうれしく思います。
 TomG君はメッセンジャーがだいすきです。
そんなわけで皆さん、お話ししましょう。
サインイン名はtomgkun@hotmail.comです。
よろしくお願いします。

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