光ファイバー導入の話し


Yahoo!BBへの不満

インターネット環境乗り換え作戦の始まり

申し込んでしまった

以外に早かった開通

いよいよ公示日、しかし・・・

すごい!80MBPSだ!

何ヶ月か使ってみての実際

Yahoo!BBへの不満


 3月にこの部屋に引っ越してきてからずっとお世話になってきたYahoo!BBだが、ここのところなんだか調子が悪くなってきた。
詳しくは前のレポートをご覧いただきたいのだが、ともかくしょっちゅうリンク切れのような現象が発生するようになってきた。
この状態になるとメールの受信もできないし、Webを見ることも全くできない。
もっとも困ったのがMSNメッセンジャーが知らないうちにオフラインになってしまうことだった。
常に人に自分の存在をアピールしていたい私にとっては、メッセンジャーがオフラインになるというのは非常に迷惑な話である。
それにネットの中でもっとも好きなのがこのメッセンジャーなので、このようにしょっちゅう回線が春暖されるのは非情にストレスがたまってきた。
Yahoo!BBにも何度も文句を言い、ネットワーク調査なる不明なものまで実施して貰ったが(具体的な内容までは教えてくれなかった)。
たしかにその後改善したように見えたがそれはほんの一瞬だけで、2日後ぐらいにはまた元の状態に戻ってしまった。

インターネット環境乗り換え作戦の始まり


 こんな状態が1ヶ月近く続いたので、インターネットお宅の私はストレスがたまる一方だった。
そこでもう真剣にインターネット環境の乗り換えを考え始めたのだが、そういうことを調べているときに限ってYahoo!BBはかなり快適になるから不思議だ。
 まず乗り換え先として真っ先に検討したのがケーブルテレビのJ-COMのインターネットサービスだった。
大学時代筑波で使った地元のケーブルテレビのインターネットサービスが非情に安定していて、その上にサポートもとても丁寧だったことから、ケーブルテレビに対してはかなりいい印象を持っていたのだ。
それに加えてこの部屋、前の住人がケーブルテレビでインターネットをしていたらしく私のパソコンラックの足下にあるテレビ端子は二つ口のものに交換されている。
早い話が契約するとモデムを取り付けるだけで利用できる部屋だったのである。
しかし、どうも気になることがある。J-COMでブロードバンドルータを使う場合、登録が必要だという話を聞いたのだ。
基本的に私はブロードバンドルータ無しではとてもやっていられないので、ここが最大のネックとなった。そして速度の方も30MBPSを歌っているが、ネットで利用者からの声を集めてみると、どうも実測値は12MBPS程度のものらしい。
Yahoo!BBの実測値が8MBPSの環境を使用していると、たった4MBPSの増加のために5500円の月額料金は高すぎると感じた。
 そんなある日の午後のこと、まるで私の状況を見透かしたかのように、私が住んでいる地域が東京電力の提供するTepco光のサービスエリアになったので、是非とも加入しませんかといった内容の電話がかかってきた。
ところが、よく話を聞いてみると、ネットワークの世界の中で私がもっとも嫌いな「PPP-OE」を使う方式のサービスだという。実はこのことが原因でADSL会社を選ぶときにフレッツADSLは最初から除外していたぐらいだ。
でもここでちょっと考えた。このTepco光のサービス、話を聞いてみると回線使用料とメディアコンバーターのレンタル料、そしてプロバイダ料金を含めても6400円程度だという。
通信速度の方も最大100MBPSという今までに私が経験したことのない高速通信だ。
はっきり言ってこのときは相当東京電力のお姉さんに「契約しようかなぁ」と言いそうになりながらも必死に衝動をこらえて説明を聞いていたわけだ。
そのときは「検討してみますので」といって電話を切ったのだが、「光を引きたい」という私の気持ちはどんどん強くなっていく一方だった。
そして数日後、「もうこうなったらやけくそで光ファイバーを導入してやる」と決めたとき、私は大事なことを忘れたことに気が付いた。東京電力の光ファイバーサービスの連絡先を聞くのをすっかり忘れてしまっていたのである。
それを思い出したのと同時に「そういえばここに光を引き込むためにはあの気むずかしそうな大家を説得する必要もある」ということが頭に浮かんできた。
これはかなり面倒くさい。
一瞬あきらめ書けたのだが、次の日会社のお昼休みにネットを見ているとき、どうも有線ブロードネットワークスが集合住宅の大家を説得するのが得意だという記事を発見した。
そして有線のサイトに行ってみてみると、なんと有線はプロバイダも含んだサービスで、しかもIPアドレスを5個も割り振ってくれることが判明した。
これはもしかしてとんでもなく高い料金なのかと思いつつびくびくしながら料金表をクリックしてみてまた驚いた。なんとメディアコンバーターのレンタル料金を含めても5700円と何処よりも安いのだ。
大家の説得が得意でBフレッツよりもTepco光よりも料金が安くて大嫌いなPPP-OEを使う必要もない上にIPアドレス5個付き、100MBPSの回線を一人で占有できるサービス!それが有線ブロードネットワークス提供の「Bload-Gate01」だったのである。
もちろん胸躍らせてすぐにこの家の郵便番号を入力してエリアチェックをすると、なんと幸せなことに、この地域、総戸数8個以下の集合住宅に対してもサービスが提供されているではないか!!
早速次の土曜日の朝1でブロードバンドカスタマーセンターに電話をかけて詳しく聞いてみると、なんとこれもびっくりだったのだが、
「大屋様や管理組合との交渉の方も私どもの専門スタッフが行わせて頂きますので、お客様の方ではお申し込みをして頂くだけで他は何もする必要はございません。」
と非情に心強いことを言ってくれるではないか。
でもやっぱり今の環境の3000円ちょっとという値段を思うと5700円を毎月払っていく決断はできず、そのときはまた「検討しますので」といって電話を切ってしまった。

申し込んでしまった


 そんな風にいろいろと調べつつもずるずると2週間ぐらい引きずってしまった。
ところが、9月19日の夜から23日の朝まで後輩が泊まりに来たときのことだった。
二人でルータ経由でネットにつなぎ、どちらか一人がちょっとばかり大きなファイルをダウンロードしていると、もう片方のネット接続が耐えられないほど遅い現象が発生した。
それに、何もやっていないと相変わらず切断されてくれる。
しかもその後輩、私がこの環境に不満なのを知ってか知らずか、
「先輩光ファイバー引かないんですか?」
なんて聞いてきた。そのとき私の中で何かが破裂した、
「よ〜〜し、こうなったらBload-Gate01を申し込んでやる!!」
とやけくそになり、気が付いてみると申し込みページで情報を入力していた。
そして覚悟を決めて送信ボタンを押したのだが、なぜか訳の分からないエラーメッセージが帰ってくる。もしかしてこれは「おい、光なんて新社会人のおまえには贅沢だ」という神のささやきなのかとかんがえ、一度はやめようかと思ったのだが、欲望に勝てずもう一度情報を修正して「申し込み」ボタンをクリックしてみた。
おかしい!やっぱりエラーだ。人が覚悟を決めて「申し込み」ボタンを押しているのにこんないちゃもんを付けてくるとはいい根性である。
もうこうなったら何か文句の一つもいってやりたくなってきたため、またもやブロードバンドカスタマーサポートセンターに電話を入れる、
「もしもし、苦情なんですが、申し込みをしようとすると変なエラーが出て先に進めません」
と切り出すと、地域を調べるからといって住所を聞かれてしまっていた。そして大体のことをしゃべり終わったとき
「よろしければこのままお電話で受付させて頂きますが」
と最後の一撃を食らって完全にノックアウト。ここまで怒ってしまったからには検討してみますといって後には引けず、その場で本当に申し込んでしまったのである。

以外に早かった開通


 さて、次の週の土曜日、お昼近くまで寝ていた私は電話の音で目を覚ました。
しかも電話機が告げているのは全く知らない番号である。
もしかしてこれは先週申し込んだUSENの営業マンではないか!などと考えながら電話に出ると、入選許可担当の人からの電話だった。
それによるとなんと、調査の結果技術的には引き込み可能で、近くまで光ファイバーが来ているので、早速どのように部屋に光ファイバーを引き込むのかを調査に来て、その足で大家との交渉に行ってくれるという。
このときに「ネットにつなげなくて困っているのでできるだけ早く開通させて欲しいんですが」と行ったのが効いたのか、この後のスケジュールは予想以上に早く進んだ。
とりあえず「よろしくお願いします」と行って電話を切った直後、また知らない番号から電話がかかって来るではないか。もしかしてもう調査に来たのかと思って電話に出てみると、この前電話をかけてきた東京電力のお姉さんだった。
「あの、この前お電話をさせて頂きました東京電力Tepco光担当のものですが、ご検討頂けましたでしょうか」
と必死にこちらに話しかけている。こんなに必死になられると「すいません、さっきまで有線ブロードネットワークスの人と話していました」などと言うのはかわいそうになってきた。
「申し訳ありませんがもうすでに他社の光ファイバーに決めてしまいましたので」
と言うと、
「もしかしてBフレッツですか?」とこれまたすごい勢いで聞かれてしまってかなり困った。
「違います。有線ブロードネットワークスです」というと、全く予想もしていなかったような感じだった。
 その日の午後はちょっと用事があって出かけていたのだが、もしかすると夜にでも電話があるのではないかと思い、早めに帰って待っていたのだがいっこうに連絡が来ない。
もしかするとあの気むずかしい大家さん、引き込みを許してくれなくて担当者が四苦八苦しているのではないかと考えるとかなり憂鬱な気分になったりした。
ところがこれまたすごいことに、それから3日後の火曜日のこと、会社帰りに留守電をチェックすると、
「この前お申し込みをいただきました光ファイバーの件ですが、工事の準備が整いましたのでもう一度ご連絡致します」
というのである。何でこんなに噂とは違ってすんなり光が引けてしまうのかと不思議になったが、ともかく早く開通させたいのでこちらから電話していちばん早い日程である土曜日の午後を予約してしまった。

いよいよ公示日、しかし・・・


 工事の当日は1時間ほど前から高所作業者が家の近くの電柱に光ファイバーをはわせる作業をしていた。
この部屋1件のためにこんな大がかりな工事をやるのだから光ファイバーサービスというのはすごいものだと感心して見ていると、いきなり上の方から
「馬鹿野郎!おまえ脳が腐ってるのか」
という怒鳴り声が聞こえて来るではないか!!
そのとき遊びに来ていた友達のニャスコさんに見て貰ってみると、どうも作業者の上に乗った工事のリーダーらしき人が、舌にいる部下をしかりつけているようだった。
しかもそのリーダーはうちのベランダの上に光ファイバーが届くまでの間、こちらにも聞こえるような大きな声で部下をなじり続けていたのである。
こんなことでは部下が傷つくのはもちろん、工事をして貰っているこっちだって不愉快である。この件については後でカスタマーセンターの方に連絡しておくつもりだが、このリーダーにはもう少し部下の使い方というか育て方を勉強して欲しいし、お客さんの前ではこんな理不尽なことをやるのはやめて欲しい。
正直言って第3社である私から見てもその部下の人はかわいそうだった。
ちなみにニャスコさん曰く、別にこの人は工事がへたくそなわけではないと言うことだった。
 さて、実際の工事だが、エアコンの穴を利用して、ホースの横に光ファイバーを通す感じで案外簡単に終わった。
ケーブルが入った後
「メディアコンバーターまではどのぐらい残せばいいでしょうか」
と聞かれて2メートルぐらい残して貰ったのだが、どう見ても実際これは3メートルぐらいあるような気がする。まぁメディアコンバーターとケーブルは一度取り付けると外れないので眺めに取るのが常識なのだろう。
こんなに永くてもしょうがないので後ろの方で丸めてひもでまとめてある。

すごい!80MBPSだ!


 1時間半ほどで工事が終了した後、工事業者が持ち込んだノートPCで接続テストをして貰うと、有線の中の計測サイトで82MBPS程度出ていると言うことだった。
これは十分満足な数字である。その後自分のパソコンをつなげてみたのだが、Yahoo!BBを高速化するためにインストールしていたDNSキャッシュサーバーが原因で何をやってもつながらず、それに気が付くまではかなりあたふたしてしまった。
そして自分のパソコンをつないでspeed.rbbtoday.comで速度を測ってみると、約70MBPS程度の速度が出ているではないか。
登りの方は16MBPSとちょっとおそ遅い気がするが、今までは登りが最大1MBPSしか出なかったのだから上出来だと思う。
使用感はとても快適だ。今までのようにリンク切れはしないし、セカンドマシーンで大きなファイルをダウンロードしていてもまだまだ余裕といった感じだ。
さて、この環境でこれから何をしようか。
DNSさえたてなければ非商用に限りサーバー後悔もOKだから、Value-DomainのダイナミックDNSサービスを使って独自ドメインでサーバーでも立ち上げようかどうしようか迷ってしまう。
しかもIPアドレスも私一人で5個も貰ったので使い放題だ。
これは当分の間のおもちゃになること間違いなしといった感じである。

何ヶ月か使ってみての実際


 このレポートを執筆が、3ヶ月程度利用する中で、2回ほどトラブルがあった。
実はこのトラブルというのが以前Yahoo!BBで経験したのと全く同じで、Webページを見ようとしてリンクをクリックしても「サーバーが見つかりません」と表示されたり、MSNメッセンジャーが知らないうちにオフラインになるというものだ。
トラブル自体はほとんど変わらなかったが、プロバイダの対応が天と地の差であった。
 Yahoo!BBでトラブルに見舞われたときは、あくまでもこちらのネットワークは正常で、そちらに何か原因があるのではないかと言ったスタンスの対応だったように感じて腹が立ったが、有線のテクニカルサポートの体制はほんとうにすばらしい野一言に尽きる。
こちらが症状を伝えると、すぐにネットワークの調査を行ってくれて、その結果改善が必要であればその日のうちもしくは2〜3日のうちにはスタッフが自宅まで来てくれた。
特に1回目の時は、2時間程度局舎側の人と連絡を取りながらじっくり調整してくれたし、2回目の時も夜の8時頃に電話したにもかかわらず、すぐに調査してくれ、次の日には上位機機でのトラブルがあって対策したと約束の時間通りに電話をくれた。
 使っている感じではポートにも制限はかかっていないので、人に迷惑をかけなければやりたいことはほとんどできる環境なのだ。
特にIPアドレスが固定で5個も割り当てられているため、ネットワーク遊びの好きな私の好奇心と欲求も満たしてくれる。
これならば合計月額5700円の料金は安いと感じるぐらいでとても気に入っている。


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