ネット通販でIT機器を安く購入する方法


 最近ちょっと買い物に行く時間がないので、ネットでいろいろと安物を探している。
こんなことばっかりやっていると、通販の利用方法がどんどんうまくなっていく。
今までは電気屋に行って実物をその場で買っていたのだが、こんなにも価格が違うとわかったため私は最近高いものは通販で買っている。
ということで、どうすれば最も安く最も安心して商品を買えるのかをまとめてみたいと思う。

1.安心して購入するために


 商品を買ったはいいが、思っていたものとまったく違ったではしょうがない。
そこで、私はこんな方法を利用している。


(1)型番から情報検索


ほしい商品の型番を確認して、Googleなどで検索してレビュー記事を探す。
特にzdnetとかImpressなどのITメディアサイトを確認するとよく出てくる。
日系BPのレビューサイトも探してみよう。
そうすると1件ぐらいはほしい商品のレビュー記事を見つけることができるはずだ。
つぎに、メーカーの商品詳細ページに行って、説明書のダウンロードができないか確認する。もしできるようならば必ずダウンロードして自分のやりたいことがその商品で実現できるのかを慎重に検討してみる。
実はこの説明書というのがその商品を使ってできることのほとんどを説明しているので、これを見ておくことで期待はずれは相当少なくなるだろう。
これをやっていない人は意外に多いと思うので強く説明書を見ておくことをお勧めする。

(2)検討第1回目


本当にその商品は自分にあっているのか、そしてほしいという気持ちが本当のものなのかよく旨に手を当てて考える。
これまでの私の経験では、ここで80パーセント以上のものがその場の気持ちの盛り上がりなどで欲しくなっていることが判明する。

(3)視覚障害者のための情報収集


これは視覚障害者に限ったことだが、その商品が視覚障害者に利用可能かどうかをチェックする。
この方法としてはやはりGoogleで視覚障害者本人がサイトに掲載している情報を検索するのだが、視覚障害者でホームページを開設している人そのものがまだ少ないため、見つかる確立は少ない。
次に、視覚障害者をターゲットにしている通信販売店のホームページを見て、該当商品が掲載されているかどうか確認してみよう。
もしそこで発見できた場合には、ほぼ間違いなく視覚障害者にもその商品が利用できることを示しているためだ。
ただし、この手の販売店はなぜか一般の所よりもお値段が高いため、近くにマニュアルを読んでくれる人がいる方と、自分で弄繰り回して何とか解決できる方は情報ゲットの方法のみにとどめるべきである。
器械に弱い人やマニュアルを読まないと操作できない人は、ここで購入して販売店のサポートを受けることをお進めする。この先の情報を参考にして安くゲットできたはいいが、「使えない」ではまったく意味が無いどころか帰って損をしてしまう。
視覚障害者をターゲットにしている販売店のほとんどはサポートも親切であり、カセットマニュアルなど視覚障害者でも読めるマニュアルを用意している場合も少なくない。
それでも見つからない場合には視覚障害者向けのメーリングリストで
「○○ト言うメーカーの○○という型番のものを購入したいのですが、この商品は視覚障害者に利用可能かどうかご存知の方はいらっしゃいませんか?
もしいらっしゃいましたら使用感、使用するときに気をつけたほうがいいことなどをお教えいただけますと幸いです。」
などと登校してみる。
これは実は効果絶大で、対外の物は使っている人からのレビューが帰ってくる。これで帰ってこない場合はあなたが冒険してみる以外に道は無いと思っていいだろう。
なお、基本的なことを言うと、パソコンから設定変更ができるハードウェアであり、Web上からの設定に対応しているものはほとんどの確立で視覚障害者でも使える場合が多い。
専用ソフトを使って設定するタイプのものの場合、JAWSというスクリーンリーダーを持っていれば何とか利用することができるだろう。
本体の液晶ディスプレイを見ながら操作するものに関しては、音声機能搭載のものを除き、ここでレビューが帰ってこない時点であきらめた方が身のためである。

(4)他メーカーの類似商品の検索


他のメーカーで同じような商品を出していないかGoogleなどの検索エンジンで探してみよう。
もし気になる商品が見つかったら、上記1〜3のステップをその商品に対しても実行してみるのといい。
これは案外効果がある。この競争社会、似たものを作っている会社はけっこうあるものだ。
よく調べてみると、A社の商品よりもB社の商品の方が低価格なのに高機能ということだってある。
コンピュータ関連機器は特に要注意のカテゴリである。

(5)情報分析と商品決定


これまでに収集した情報を元に、自分が最もほしい商品を決定する。
このとき、もしこの商品があったら自分がどんなことをしてみたいか、どれだけ幸せに慣れるのかなどを慎重に検討してみよう。
この時点で何も思い浮かばなかった場合、購入を思いとどまるべきである。

2.できるだけ安く購入するために


 ちょっと前までは値段なんてどこの見せで買ってもそんなに変わらないということも珍しくなかった。
これは価格の設定件が小売側ではなくメーカー側にあり、小売業界が「希望小売価格」とか「低下」といわれるものを基本にして価格設定を行う傾向があったからだ。
しかし、ここ数年の不景気の製で消費者が価格に敏感になり、不要な消費を行わなくなったこと、メーカー同士の競争が激化したのはもちろん、インターネットの普及による小売ビジネスへの参入が容易になったことなどから、価格の設定件がメーカー側から小売側に移行しているように見える。
このことから、最近ではメーカーも「希望小売価格」や「低下」といったものを提示せず、「オープン価格」として小売側に価格設定を任せているケースが少なくない。
 商品によっては、販売価格に2倍近くの開きがあるものもあるほどだ。
よりやすく望みの商品を購入するためには、インターネットショッピングを利用することはもちろん、いかにして希望商品を際安価格で販売している店舗を探すかということが重要課題となってくる。
 無尽蔵に広がるインターネットの大海の中から一筋の際安店を探すことは難しい王に見えるが、実はこれはそんなに困難を極めるというわけではない。
世の中にはこういうことを考える技術者がいるもので、商品名を入力して検索するだけで、その商品の際安店を探し出すことができるサイトがあるのだ。
この代表例が価格ドットコムベストゲートなどである。
zdnetのショッピングカテゴリにもこの機能がある。
他にも最近始まった「価格比較Web安値はどこだ」などがある。
これらすべてで該当商品を検索してみると、かなりの確立で本当に安い店を発見することができるはずだ。
この検索結果を参考にして、安いほうから順番に3〜5店舗ほどピックアップして書き出しておこう。この後の送料を含めたトータルコストの計算をするときに役に立つかもしれない。
しかし、ここでひとつ注意事項がある。それは送料と支払いにかかる手数料だ。
この金額の合計は馬鹿にならない。
小さな商品でも最低800円かかる店舗があるかと思うと、1500円以上買い物をすると送料が無料になる店舗もある。
支払いにかかる手数料もこれに同じで、一定金額以上購入すると代引き手数料が無料になる店があるかと思うと、代引き手数料だけで1000円などという店も存在する。
支払方法はクレジットカードやコンビニ払い、その他さまざまな方法を用意しているところが多いので、どの支払方法が最も安いのかを確認する必要がある。
上記でピックアップしたすべての店舗のショッピングページを確認し、できれば商品を購入する直前の確認画面まで進んでみてトータルの支払い金額を確認するのが望ましい。
ただし、これを行う前に、「特定商取引に関する法律に基づく表示」がされているかどうか、送信フォームが暗号化されているかどうかの2点を確認しよう。
(入力内容の送信フォームが暗号化されているかどうかは、画面の隅のほうにかぎのマークの表示があるかどうかでわかる。この表示があれば送信内容は暗号化される。
音声ユーザーの方は、情報入力画面のURLで判断するといいだろう。URLがhttpsで始まっていれば暗号化が行われているが、httpで始まっていたら暗号化されていないので注意が必要だ。)
この2点を満たしていないショップで買い物をするのはいろいろな意味で危険がある。特定商取引に関する表示が無い場合、何かトラブルが起きたときの責任が明確になっていないばかりか、連絡先さえもわからなくなることも無いとはいえない。
送信フォームが暗号化されていない場合、あなたの大事な個人情報を他の誰かに読み取られてしまう可能性がある。特にクレジットカードの番号などを読み取られてしまうと危険なのでよく確認しよう。

3.最後の検討


 ここまでの確認が終わったら、もう一度その商品が本当にほしいのかどうか、胸に手を当てて考え直してから、最もトータルの支払い金額が安く、送信フォームが暗号化され、特定商取引に関する法律に基づく表示がされている店舗で商品を購入する。

4.終わりに


 ここまでいろいろと私のネットショッピングに対する考え方を書いてきたが、これはあくまでも私が実行している方法であり、このとおりにして何か問題が起きたからといって責任は一切とらないのでご承知置きいただきたい。


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